【関西】資産運用EXPOに行ってきた話 〜Day1〜
- 2020/09/10
- 21:52
9月10日〜12日までインテックス大阪で開催されている資産運用EXPO!
私は休暇を取って3日間フルで参加予定でございます。
主にセミナー目当てなのですが、コロナ禍で参加できない方もたくさんいらっしゃるかと思いますので、私が参加したセミナーの内容についてこのブログで紹介できればと思います。
1日目である本日参加したセミナーはこちら!
どのセミナーも大変ためになりましたので、それぞれご紹介いたします。
また、2日目以降は明日以降のブログでご紹介しますね。
1.激動の世界経済!~どう考える?これからの資産運用~
こちらの公演は、経済評論家の森永卓郎氏が登壇されました!
かなりの有名人の方ですよね♪
本日森永氏には、コロナ禍での政治落ち込みを中心に、これからの資産の持ち方についてのお話がありました。
少し過激なこともおっしゃっておりましたが、説得力のあるお話でした。
コロナの影響と今後について
コロナの影響で、日本の経済規模は1年前と比較して10%下落したが、韓国は2.7%の下落に抑え、中国に至っては3%成長している。
明らかに日本だけ対策が遅れている理由が、ロックダウンの未実施と発生源である東京でPCR検査を拡大しなかった。
その影響で4〜5月の緊急事態宣言後もずるずると感染者の拡大が続き、経済活動がなかなか元に戻らなかった。
また、今年の冬にはこの夏の感染拡大がかわいかったと思える流行の可能性が高いため、きっと日本経済は壊れ続けるだろう。
今後の日本情勢と資産運用対策について
コロナ禍の影響で多くのヨーロッパ諸国が付加価値税(日本で言う消費税)を減税する政策に動き出しているが、日本はおそらく減税されないだろう。
以下の配下の通り。
- 次期総理は菅氏で決まりだが、菅氏はすでに財務省に懐柔されている。
- 現在首相官邸は経産省が管理しているが、コロナ対策の様々な失策により、菅氏が財務省に決まった暁には官邸は財務省の管理になるだろう。
- 直近2回の消費増税は財務省主導で引き上げられており、財務省が下げるとは思えない。
また、現在の経済はバブル状態であり、いつ弾けてもおかしくない。
理由はPERに割高感があると著名な経済学者が言っている。
※PER:株価が「1株当たりの当期純利益(単に1株当たり利益、1株益ともいう)」の何倍になっているかを示す指標
現在利益の25年分の株価がついている企業が多いがこの状態がある一定期間続くとバブルが弾ける法則がある。
過去最長のITバブルの時代は79カ月で弾けたが、現在のバブルは75カ月目である。
そのため、今後は日本株式の株価は大きく値下がりすることが予想され、海外に資産を移すことが賢明であると考えている。
ただし、アメリカの大統領選も気にしておく必要がある。現在バイデンし優勢で進んでいるが、バイデンが当選すれば、アメリカ株も下落すると予想される。
以上のことから、海外株の購入に躊躇するのであれば、日経平均株価が落ち込むほど指数が上がる日経平均ダブルインバースの投資商品に投資することが賢明である。
スペイン風邪の頃の経済からの今後の予想
スペイン風邪は世界中で流行し、多くの企業にダメージを与えた。
これは現在の状況に似ているところがあるため、過去の動きから今後を予想する。
キャッシュに余裕のある財閥が成長した。
スペイン風邪が流行した当時、多くの企業の景気が悪い中、キャッシュを持っている財閥がそれらの企業を買収し、大きく成長性した。このことから、今後は内部留保が大きい企業が成長するだろう。
新しいライフスタイルに適用した企業が成長した。
スペイン風邪が流行った大正時代、今と同様に新しいライフスタイルが流行った。
庶民は着物をやめ洋服に代わり、筆から鉛筆に変えた。
また、和洋折衷が流行ったのもこの頃である。
当時それらに対応するビジネスをしたマルマン、パイロットなどが今でも続いている企業である。
今に当てはめると、今後日本では世界から遅れていたIT分野が成長するだろう。
つまり、既存のビジネスをIT化していく企業が成長すると思われる。
以上のことから、日経平均は下がるが、その後企業はK字回復(上がる企業は上がり続け、下がる企業は下がり続ける)することが予想される。
不動産の今後
日本は東京一極集中の時代が続いたが、今年の5月と7月についに東京の人口が減少した。
理由は、明らかに高すぎる物件価格(バブルのピークより高いところもある)とテレワークの普及である。
ただし、対面でないとできない仕事もあるので、今後は都心と安価で広い土地が買える郊外のニーズに2局化すると思われる。
また、今年か来年に東京に直下型の地震が来る可能性が高い。
そのため、地盤が硬くないところは今後まずい。
現物資産としての金の話
金はやめた方がいい。
理由としては泥棒に取られるから。
また、泥棒された後に金は柔らかく加工しやすいため、足がつきにくい商品である。
ただし、世界の金の埋蔵量は限られており、今後採掘される量はかなり少ないと思われ、価格は上昇するだろう。
さらに、税制上金は売却益50万円以下であれば非課税である。
以上のことから、売却益が50万円以下となるようにであれば金を持っても良いが、それ以上を持つと税制上優遇されず、泥棒や火事によって溶けるリスクがあるのでおすすめしない。
感想
コロナ禍における日本の状況について、少し脅されている気もしたのですが、納得感はありました。
私は自身は日本株をほとんど持っていないので、森永氏の話を聞き今のスタンスが正解であると感じました。
しかし、バイデン大統領の誕生は多くをアメリカ株に投資している私には避けたいですね笑
2.毎月3万円で3,000万円のプライベート年金をつくる米国つみたて投資
こちらは日本つみたて投資協会の太田 創氏による公演でした。
サラリーマンである私でも、実践しやすい投資方法についての話でしたので、大変参考になりました。
つみたて投資とつみたてすべき金融商品の条件
資産形成と資産運用は異なっていることを理解すること。
資産運用をして生活の足しになるような利益を出すには億単位のお金が必要である。
しかし、多くの人がそのようなことができないため、つみたて資産形成をしながら運用することが大事である。
つみたて投資は長期で行うものなので、30年は運用に耐えることができる商品である必要がある。
その条件は以下の通り
- 少額で始められるもの
- 30年間、継続的に運用され続けるもの
- 毎日、購入/解約・売却が可能なもの
- 購入時手数料・運用管理費用がない/低いもの(運用コストはなるべく払わず、最大の効用を得る)
- 複利運用できるもの
- 税金の優遇があるもの(NISAやiDeCo)
上記の条件を満たす商品は以下の3つである。
以上の商品を選び、30年間つみたて運用をする際には価格の上げ下げを見ないことが重要である。
理由として、通常の投資は商品価格が上がれば喜び、商品価格下れば悲しむが、つみたて投資は商品価格が下がれば喜び、商品価格上がれば悲しむことという通常と逆のマインドが必要であるからである。
ただし、そのようなマインドに切り替えることは難しいことと、基本的につみたては続けることが大事なので、精神衛生上見ない方がよい。
米国つみたてを選ぶ理由とおすすめ商品
つみたて投資をするのであれば米国つみたてがおすすめである。
理由は以下の通り。
- 1988年から2008年で米国GDPは2倍となった。(日本は0.8倍)
- 正解の株式のシェアの50%が米国株であり、米国株の価格に世界の株価が左右されることは多い。
- 金融市場がしっかりしており、FRB(アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関)の政策にも期待が持てる。
- ベンチャーキャピタル(ベンチャー企業への出資)のシェアの85%が米国であり、実際にベンチャーであったAppleやMicrosoftが今や大企業である。
- 米国は2050年に向けて人口が2割近く増える想定であり、今後も経済成長が期待される。(日本はすでに人口のピークを超えており、減少の一途である。)
そして、投資すべき商品は以下がおすすめである。
これらの商品をNISAやiDeCoで運用することがよい。
つみたて投資について最後に
「資産形成は長期投資 辛抱する木に金がなる(30年はあっという間)」という言葉を大切に以下のことを守って運用すること。
- 無分配再投資型で複利運用を心がける
- 投資対象の価格を見ない
- 取引がしやすい金融機関で取引
- 非課税制度を利用
- 販売手数料、信託報酬等はなるべく低いもの
- 運用資産規模が小さすぎる投資信託はNG
- コストの低いS&P500
- 長期つみたて後は全てでなく一部解約
また、追加で下記のことも大切にすること。
- つみたて投資は若いうちから始める
- はじめは少額からで可
- 一度始めたら、やめない
- 寄り道しない
- 本業重視(本業あっての人生であり、資産形成である。)
感想
今私が投資している商品が1位に選ばれており、今の投資が間違っていなかったと思いました。現在はつみたて投資はしておらず、持株会へ毎月お金を払っているのですが、そこから積み立てにお金を流せるような運用を今後、考えたいと思います。
3.サラリーマン必聴 「100年に1度の大恐慌」を投資チャンスに!
講師はミアン・サミ氏という方で、長くお金の世界で活躍された方です。
内容としてはとてもシンプルなものでしたので、こちらは簡潔にまとめてみました。
投資の大原則
「長期的に自動化」しない投資はほぼ確実に損する。
そして「長期的に自動化した」とうしはほぼ確実に得する。
世界中の投資家(ロバートキヨサキやメアリー・バフェット)はみんな同じことを言っている。
お金とは?資産とは?
お金とは資産である。
そして、資産とは価値を入れる器である。
資産には4大アセットクラスがある。
- 現金・預金(勝ちの交換ができる資産)
- 株(いつか、いくらか利益がもらえる資産)
- 債権(決まった時に決まった現金がもらえる資産)
- 実物資産(金や原油)
投資とは?
投資とは「今のお金」と「未来のお金」の交換である。
つまり、投資は未来予測である。
そして、ほぼ確実な未来予測=投資は存在する。
経済の父アダム・スミスはこう言っていた。
「全員が長けていることだけをやってその価値を自由に交換できれば裕福になる」
この言葉は的中し、現在1900年と比較すると、すべての国は裕福になった。
人間が欲求を持ち続ける限り、今後も成長し続ける。
「投資」の鉄則
投資には4つの季節があり、必ず全ての季節が訪れる。
春:景気が上昇 → 持つべき資産:株
秋:景気が下落 → 持つべき資産:債権
夏:インフレ → 持つべき資産:実物資産
冬:デフレ → 持つべき資産:現金
4つの季節に対応するために、全てなセットクラスの資産を持つべきである。
誰でもできる!必ず儲かる投資
以上のことを念頭に、具体的には以下を実践する。
- ステップ0:SBI口座開設する。
- ステップ1:自動的に口座から投資資金が流れるように設定する。
- ステップ2:自動的に全世界の資産を買う(SBI口座で設定可能)
ステップ2の全世界の資産は以下の資産を以下の金額で毎月入れることがおすすめである。
もし、上記商品が不安な場合は、「グルフォーカス・ドット・コム」というサイトに米国の有名投資家の投資情報が記載されているため、成功した投資家に乗っかって資産を選べば良い。
100年に1度のチャンス
コロナの影響で、全ての国で金融緩和が実施されており、現金の価値を下げることがわかっている。
つまり現金以外の価値が上がるのでチャンス!
今こそ、投資を始めるべきタイミングである。
感想
お金の仕組みから投資、そして実践方法まで教えてもらえて大変良い公演でした。
そして、海外の方でしたが、日本語がかなり上手でわかりやすく、この方の本は読んでみたいと思いました。
以上、長くなってしまいましたが、参加できなかった方の参考になれば幸いです。