賃貸か購入か…の話
- 2020/07/13
- 00:25
今、30歳になってマンション購入を検討しているのですが、その際に皆さんが一度は考える永遠のテーマについて、考えてみたいと思います。
私たちの親世代では、結婚して家族を持てば、マイホームを購入するということが当たり前の時代でした。
また、同世代の人としても、ほとんど常識だと言われております。
実際、私が勤めている会社の先輩や同期入社の社員、そして後輩の多くが家を買っております。
それらの人は共通して、次のことを話します。
「早く買わないと、賃貸として払うお金がもったいない。」
確かにそうですよね。
25歳で購入する場合と、35歳で購入する場合だで、仮に家を購入する前に賃貸暮らしをしているのであれば、10年間の賃料の支払いの差が出てきます。もし死ぬタイミングが同じなのであれば、人生の支出として、10年間の賃料がもったいなく感じますよね💦
しかし、あくまでも購入するのであればの話で、一生賃貸か購入かで比較した場合はどうでしょう?
家を購入した場合は、支払うお金が家のローンだけでなく、定期的な家の修繕、固定資産税などで支出が発生し、支払いが全くゼロになるわわけではありません。
一方で賃貸であれば、毎月決まった家賃さえ払えばいいので、人生の支払い額はあまり変わらないかもしれない。
若干賃貸に分があるか??
そんなことはありません。
購入の場合は、月々の支払額が小さくなる場合が多いので、割高な家賃のことを考えると、安くなるケースが多いです。
ここまで話を聞くとどう考えても購入の方が有利なのですが、やはり購入にもデメリットがあります。
一番の大きなデメリットは、購入した土地に縛られてしますことです。
今の世の中、自分のライフプランがいつ崩れるかわかりません。
例えば、急な転勤があった場合は、転勤先でさらに家を買うことは難しく、基本は単身赴任になってしまうでしょう。
もちろん単身赴任先の家賃については会社から補助が出る場合がほとんどだと思いますが、家族とは離れるしかありません。
転勤は金銭面では特に苦労しないのですが、今勤めている会社潰れてしまう可能性だってあります。
そうなると転職しないといけませんが、同じ水準の給料をもらえないと、ローンの支払額は決まっているので生活は必ず厳しくなります。
正社員ならクビと言うことはないかもしれませんが、そういう可能性もあります。
会社の仕事がほんとうに嫌で、ストレスを溜めてしまった場合でも、ローンを考えると、転職が難しくなってしまいます。
また、自分だけの話ではありません。
例えば子供が学校でいじめられた場合でも、転校させてあげたりということが難しくなります。
ローンがあることで、人生の選択の幅が大きく狭まります。
自身の人生を勤めている会社にコントロールされてしますのです。
ローン、つまり借金を抱えることはこのようにリスクを抱えることが多いのです。
賃貸の場合は、ライフプランがに合わせた家賃の家に住めばいいので、この辺りは深刻になる必要はありません。
ということで、ローン返済中は今の会社が潰れることがなく、仕事で大きなストレスを感じることもなく子供を普通に学校に通えているのであれば、購入がお勧めだと思います。
しかし、終身雇用が崩れたこのご時世、人生がそこまでうまく行く人は、この世の中1割ぐらいでしょうか?
そう考えると、賃貸が身の丈に合っているのかなぁという感じです。
さて、最後に購入のデメリットをなくすベストな方法をご紹介します。
今の世の中、不動産バブルで都市部限定ではありますが、土地の値段は上がり続けています。
そのため、マンションを購入して、もしライフプランが崩れた時に、売ればいいのです。
その際にもしうまく行けば、購入時より高い値段で売れれば、全くのノーリスクとなります。
そこまでうまくいかなくても、ローンは減っているので、売る際の残債の価格で売れれば問題ありません。
とは言っても、ライフプランと同様に未来のことは誰にも予想できません。
30年前のように、不動産バブルがはじけてしまう可能性も大いにあります。
ということで結論、何も考えず将来を過ごすのであれば、賃貸、未来のリスクを背負うことができるのであれば購入を考えるのが良いと思います。
私はどちらにするのかを、最近ずっと迷い続けています。